ほまち便り

ほまち便り

2026.04.13

ブログ

一乗谷朝倉氏遺跡の桜4/12
えちぜん鉄道沿線の麦畑4/12
夕暮れ時やわらかな光が神の島と言われる雄島を包み込む
二十四節気の「清明」は、“清浄明潔”を略した言葉。
春の空気が澄みわたり、草木がいっせいに芽吹き、世界が静かに光を帯びていく季節です。
冬の名残をそっと脱ぎ捨てたような、清らかで明るい気配がまち全体に満ちていきます。

福井・三国にも、この“清明”の気配がやわらかく広がりはじめました。
雄島に自生する藪椿は凛と深い紅で森に彩りを添え、福井・三国の桜は花びらを散らしながらも、枝先に
ほんのりと春の名残をとどめています。新緑の木々はみずみずしい息吹を放ち、えちぜん鉄道沿線には
麦畑の若い緑が風に揺れ、まるで春のリズムを奏でているようです。

_そんな陽気に誘われて足を運んだのは、一乗谷朝倉氏遺跡。
山あいの静けさに包まれたこの地は、春の訪れをそっと抱きしめるような穏やかさがありました。
石垣の間を抜ける風はやわらかく、山肌には淡い緑がにじみはじめ、ところどころに桜の名残がひっそりと咲いています。
歴史の気配と春の息吹が重なり合い、歩くほどに心が澄んでいくような時間が流れていました。

_三国の春は、ただ眺めるだけではなく、“探しに行く”楽しさがあります。
海風にのって届く春の香り、田畑の色の移ろい、足元に咲く小さな野花、夕暮れの光が少しずつ柔らかくなる瞬間。
まちを歩けば、そんな小さな春があちこちに隠れていて、ふとした瞬間に心をくすぐってくれます。
当オーベルジュにお越しの際は、ぜひ周辺をゆっくりと散策しながら、あなただけの“春探し”を楽しんでみてください。
清明の光に包まれた三國湊は、きっとやさしい春の気配をそっと手渡してくれます。

Contact

Tel.0776-82-0070