ほまち便り

ほまち便り

2026.05.09

ブログ

三国の町に、祭の気配が満ちていく季節となりました。
福井県指定無形民俗文化財の「三国祭」は、三國神社で5月15日の宮開式から21日の後日祭まで続く、格式ある春の大祭です。 
約300年の歴史を持つこの祭は、三國神社の神事を中心に、武者人形を飾った豪壮な山車(やま)が町を巡り、三国湊の文化と信仰を今に伝えています。
町ではすでに祭に向けた準備が進み、活気が少しずつ高まっています。 

今日は、今年の奉納山車が地区を練り歩く「渡り初め」が行われる日です。
今朝は、車軸や車輪の状態を確かめる音が静かな町に響いていました。 
山車の周りでは、町の方々が「もう少し右」「そのまま行くよ」と声を掛け合い、息を合わせて準備を進める姿が見られます。
この光景こそ、三国ならではの風景です。
北末廣区 渡り初めに向け準備(5/9朝)
上台区 渡り初め(5/9午後)
元新区(山車展示/2022年山番で制作)
◆三国祭スケジュールと見どころ
・5月19日 大祭式典・宵山車巡行 
三國神社で最も重んじられる神事「大祭式」が厳かに執り行われます。
夕刻からは宵山車巡行。高張提灯を先頭に、保存会の山車が三國神社から当オーベルジュ・フロント棟近くまで練り歩き、幻想的な灯りが町を照らします。
・5月20日 中日祭式典・発幸祭・山車巡行(祭のハイライト) 
三味線・笛・太鼓ばやしが響く中、奉納山車6基が三國神社前に集結。 
12時より神輿・山車発幸祭、13時頃に1番山車を先頭に巡行が始まります。
16時頃から駅前通りに山車が順次到着し、近迎えの各区青年会の若者たちが高張提灯を掲げて集結、祭は最高潮に達し、熱気と歓声が町を包み込みます。
19時頃には迎え提灯に照らされた山車が幽玄な雰囲気を纏いながら広小路を通り、20時から21時ごろには各山車蔵に帰ります。 

山車を先導する高張提灯、町内の軒先に吊るされた提灯の灯りが揺れる中を帰り山車が進む姿は、三国祭ならではの情緒あるひとときです。 

◆町の賑わいも楽しみのひとつ
5月19日〜20日は、当オーベルジュ・フロント棟近くの「広小路にぎわい広場」が開かれ、三国町内外のお店が多数出店します。 
三國神社へ続く通りにはキッチンカーが並び、グルメ通りとして多くの人で賑わいます。

祭の音、香り、人の流れ。三国の町全体が“祭の舞台”となる二日間です。

_三国祭の響きが町に満ちるこの季節、歩みを進めるたびに、古より受け継がれてきた祈りと賑わいがそっと寄り添ってくれます。
祭を見つめるひとときは、どこか時間がゆっくりと流れ、三国ならではの情緒を深く感じさせてくれます。
当オーベルジュでは、祭の余韻を静かに味わっていただける落ち着いた滞在をご用意しております。
にぎわいの後に訪れる港町の夜を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。

Contact

Tel.0776-82-0070